『tomoenoki ともえの木』は、九州の山の杉の木でつくる暮しの道具ブランドです。日本の山々に育った宝物のような木。その素晴らしさを一人でも多くの皆さんに知ってほしい。だからtomoenokiの道具たちは全て、九州の山の杉の無垢材でつくります。それは全て天然乾燥されたもの。そして、山や木を育てる人の顔が見える木材です。形は、思わず触りたくなるよう丸みを帯びた『巴(ともえ)型』に。使う度、木の柔らかさやあたたかさを体中で感じられるつくりにしました。表面には、杉の香りと質感を楽しめる木材のための特別な塗料をつかいます。
tomoenoki誕生のきっかけ。それは、デザイナーの渡邊美恵が福岡市のwork&cafe Ta-Te(ターテ)の設計をする際、自然を感じリラックスできる1人用のテーブルをデザインしたことです。Ta-Teで実際にテーブルを使った皆さんから「集中して仕事ができた」「リラックスできた」というお声をいただきました。「購入したい」という声もお寄せいただき、日々の暮らしに癒しのひとときを届けられるようtomoenokiを立ち上げました。
tomoenokiはデザイナーが直接山を訪ね、山を育てる人や製材所の方から直接木を受け取って、製作所へ持ち込み、そこで製作者と共に一つ一つ創り上げます。
「この木は、どんな場所でどんな人に育てられたの?」
「どんな道のりをたどって、ここまで来たのかな…」
一つ一つの道具たちが山からどんな道のりを辿って使う人の元に届くのか、できるだけ細かくお伝えしようと思います。そしてご購入頂いた方には、1年に1度開催予定のイベント『木の故郷の山を訪ねる”森へ行こうツアー”』または『森を感じるフェア』等へのご参加をご案内します。さらに、売り上げの一部は九州の山に新しい苗を植えたり、山と街とをつなぐ活動費として山に還元していきます。 tomoenokiをつかうことが、山を守り山との絆を生むきっかけの一つになればと思っています。
山を源流とする豊かな水が、まちの暮らしを支えてくれる。よい水は 豊かな山の豊かな土から生まれる。そんな豊かさを絶やさぬように、守りたい。tomoenokiは、自然が紡いでくれた宝ものを、山から友へお届けするお手伝いができればと思っています。そしてそのことが、大切な山を守ることへとつながる、ひとかけらの希望になれたら。山から友への贈りもの…tomoenoki。これから少しずつ道具の種類も増えていく予定です。あなたの暮らしにそっと寄り添える宝物のひとつになれますように。